暮らしの知恵袋 〜水道にまつわる話〜


寒波での水道管破裂

 南国鹿児島では気温が0°以下になることはめったにありませんが、
 2〜3年に一度は寒波が襲ってくることがあります。

 寒波が襲来した後には、屋外の水道管の破裂による漏水が多発して、
 仕事なのですが、水道屋さんは大変忙しくなるのです。

 なぜ、水道管が破裂するのでしょう?
  これは、水道管の中の水が0度以下で凍ってしまうからです。
  水が氷になると、体積が約10%程膨張するので、水道管に亀裂が入り漏水してしまいます。

 修理には、安くても7〜8千円、状況次第では2〜3万円ほど修理費用がかかってしまいます。


寒波による水道管を破裂させない為の対策

 @ 水道管の露出している配管に「保温材」を施します。
   ホームセンターなどで配管に巻く保温筒が売っていると思います。
   配管の状況次第では(壁に直接取り付けてある場合など)、巻くことが出来ない場合が
   ありますので、配管の状況を確認してください。
   また、床下などの配管も考えなければなりませんので、完璧ではありません。
   専門業者に確認されることをお薦めします。

 A 蛇口から水を少し流しておく
   水は流れている状態では凍りにくくなります。
    (水道管に水が溜まっている場合にその水が凍ってしまうのです)
   気温が0度以下になりそうな時は、各蛇口から水を出しておきます。
   出す水の量は、蛇口から途切れない様にひとすじ(最小限に)水を出します。
    (大体1リットル出るのに5分ほどかかります)
   これで、凍結防止となり、水道管の破裂はしなくなると思います。

   気になるのは、水道料金です。計算してみましょう
    1栓当り、10時間ほど上記のように水を流すと120リットル流れる計算となります。
    水道料金は、1立法メートル(1000リットル)当たり150円前後です。
    1栓当り10時間水を流すと18円ほどかかる計算となります。
    5栓出したとしても、一晩で100円程度です。
   破裂して修理代を出すよりお得だと思いませんか?

 今は天気予報がよく的中します。
 気温が0度以下となる予報が出たら、寝る前に水道を少しづつ出して備えておきましょう。





  寒波がやってくる時気を付けましょう

    

  屋外の水道管はこんな状態になります

    

  備えあれば憂いなし!!