暮らしの知恵袋 〜電気にまつわる話〜


電源コードをキツく束ねていませんか?

 電気製品には電源コードが必ずついていますね。
 見た目を気にしたり、コードが邪魔にならない様に、束ねている方は多いと思います。
 写真@のように束ねてご使用されている方も多いのではないでしょうか?
 このように束ねたままでご使用されると大変危険な場合があります。
 是非止めてほしいのです。


 何が危険なのか? なぜ危険なのか?

  家電製品の電源コードは、2本の電線を横並びに一体化した物が一般的ですね。
  2本の内の1本の電線は、細い電線が寄り集まって1本の電線となっています。

  写真@のように束ねると、急激に電線が折れている場所で、細い電線が何本か切れてしまう
  状態となりかねません。
  また、曲げられることで電線の断面積が減少する結果となっているのです。

  小さな電流が流れる場合は、さほど影響はないのですが、
  大きな電流が流れる時は危険なのです。

  切れたり曲げられて電線の断面積が小さくなると、その場所に電流が流れることにより、
  熱が発生するのです。
  大きな電流の場合、大きな熱を発生させるので、最悪の場合、電線の被覆を溶かして
  電線がショートして火災が起こる危険性があるのです。

  また、コードの上に重たいものが乗っていたり、踏んづけていませんか?
  同じ理由で、電線の上に重たいものが乗っていた場合も同様の危険があります。


 安全なコードのまとめ方
  コードが邪魔になるときの正しい束ね方は、写真Aのようにすることです。
  (直径20cm程度でOKです)

 ご家庭で使われている家電製品の電源コード。いま一度ご確認してください。

 電気の事故が無くなりますように願いを込めて・・・


  写真@

  この「まとめ方」は大変危険です

    

  写真A

  このように丸くまとめて束ねましょう