『つぶやき』

「人材」


 あるコラムで
  人材には「人財」「人在」「人罪」があり、
  「人財」とは、その企業を発展させる有能な人のことであり、
  「人在」とは、可もなく不可もない凡々とした企業の構成員であり、
  「人罪」とはその企業にとってマイナスになる人である
 とあった。

 人は新しい部署に就いた時は、希望に満ち、工夫を凝らし、集中して仕事を行なう「人財」であるが、
 時が経ち慣れてくると悪い意味の要領がよくなり、仕事に狎れを生じ、意欲を示さなくなり、
 自分に与えられ、自分が出来るものだけを消化するようになる。これが「人在」である。
 さらに時が経ち、周囲から先輩、古参と言われるようになると、
 自分の浅い経験が、さも正当な尺度であるように錯覚し、周囲の前進を阻むようになると、
 これはまさに「人罪」であろう。

 「人材」は人によって異なるものでなく、その時点で持っているその人の心構えによって
 決まるものである。

 何時までも「人財」でありたいと思う。