『つぶやき』

「孫子の五徳」


 孫子の兵法にある「孫子の五徳」は
 第一に「智」、第二に「信」、第三に「仁」、第四に「勇」、第五に「厳」

 一の「智」について
   将は、その集団の代表者である。
   その時々の状況に即して決断をし、指示をしなければならない。
   そのためには「智」が必要である。
   将は、創造力に富まなければならない。

 二の「信」について
   「信」を得ることは、自分の言ったことに対して責任を持つことである。
   将は、自分の言動に対し、責任を持たなくてはならない。

 三の「仁」について
   「仁」とは、愛情である。集団生活をするためには「仁」がなければ成り立たない。
   将は、部下に対する思いやり(愛情)がなければならない。

 四の「勇」について
   将に、勇気が無ければ、その集団の士気は高まらない。
   困難に直面すると部下は必ず将の顔を見る。
   将は、勇気を持って、困難を克服しなければならない。

 五の「厳」について
   「厳」は、決まりをキチンと行なうことにある。
   これは、部下に向けるだけでなく、特に、将は、自分に対し、厳しさを課さなければならない。
   地位が上がり、責任が重くなるほど、より厳しく持たなくてはならない。