『つぶやき』

「心の背景」


 南日本新聞11月28日号のトップ記事に、奈良の女児誘拐殺害による、
 都道府県教育委員会への調査として、
 児童の下校の安全確保、学校の危機管理マニュアルについての記事が掲載された。

 それによると、下校の安全確保は9割が「困難」であると答えている。

 そして、これに対して各識者の対応は、
 殆どが現在の行動パターンに対する意見や、マニュアル作成等の意見に終始し、
 何故このようなことが起こるのか、根本的な解決を求める声が少ないのが不思議な気がした。

 地域の連携、長幼の序等、日本の良き伝統、文化の崩壊に他ならないと思う。
 これらの、良い姿での復活が必要であり、教育の重要さを再認識するべきであろう。

 子供たちの自治の集団登下校が当たり前であった時代では、このような事件の心配はなかった。

 時代の背景が変わったという論者がいるが、時代が変わったのではなく、
 教育により、心の背景が変わったと言えないだろうか?

 一考を!!!