『つぶやき』

「喜び、悲しみ」


   喜びも、また悲しみも、無意味に与えられることはない。
   喜びのさなかには喜びに浸り、 悲しみのさなかには悲しみに浸る。
   それが人間としてのあり方である。
   喜びが常にプラスで、悲しみがマイナス、ということはない。
   悲しみの中にある人間は、喜びの中にある人間よりも、むしろ、深くて純粋である。
   喜び、悲しみに動じないよりも、ひとつ、ひとつを丁寧に味わう。
   それが生きるということである。

 こんな詩を見つけました。

 昨日、今日と息子が父母を殺したニユースが続いています。
 苦しいこと、悲しいことを我慢できず、
 甘やかされて育った人生の結末のような気がしてなりません。
 自分が撒いた種なのに、他人の所為にし、思うようにならなければ、
 自分が迫害されていると考えてしまう。  そして、攻撃する。
 可哀相なことです。

 どのようなことも、自分の中でよく咀嚼し、受け入れて、
 人生を豊かだと感じる生き方が大切ではないでしょうか。