『つぶやき』

「我慢」


 最近の痛ましい事件の中で、幼い子供、少年少女の犯罪が増え、社会の関心が高まっている。

 今、どのような改革が必要かとの問いに多くの人が「教育改革」を挙げている。

 豊富な食べ物、豊かな環境に恵まれた動物が何もしなくなり
 「なまけもの」という名を貰ったように、不足を我慢する環境に無い子供たちは、
 自分が望むことが出来ない時、すぐに「切れる」状態となる。

 日本が貧しい時代は「節約勤勉」「集団生活社会」が人を育てた。

 裕福になり、これらが無くなり、我慢が出来なくなり、切れてしまう社会が生まれた。

 こうなると「貧しいこと」もまんざら捨てたものではないと思われる