会長のつぶやき No.11


「肩書き」

  肩書はその人の身分地位を表すものとして、その人の権限および信用を付加している。
  その人が肩書きにふさわしい仕事や行動をしてこそ肩書きが生きる。

  やたら肩書きを振り回し自分自身の価値が上がったような錯覚を起こし、肩書きに溺れるとその反動は身を滅ぼすことになりかねない。
  それでも良いという人は別だが・・・肩書はその仕事をする時だけでよい。



「チエンジ」

  新しいことを始める。
  新しいことに変える。
  
  素晴らしいことではあるが、ただ新しいだけで良い筈はない。

  新しいことを始め、また、新しいことに変えるには、それに付随して起こるあらゆることを予測し、それに対処するものを得て行うことである。
  いま、チエンジ(変化)が叫ばれているが、どのように変化し、その変化が何をもたらすかを見極めて行動しなければならない。
  
  拙速という言葉もある。熟慮してチエンジを断行しよう。



            

「手順」

  物事をするには手順がある。
  仕事はもちろん、囲碁、将棋などのゲームに勝つには手順が良くなくてはならない。

  手順を間違えると出来る物も出来なくなる。

  「やればいいんでしょう」「勝てばいいんでしょう」という人がいるが、
  仕事を完成させるため、試合に勝つために一番効果のある方法を行うことが手順である。

  人生にも仕事にもそして生活にも手順を考え良き手順で勝利を得よう。


 


「迷う」

  人生や仕事に迷うことがある。
  迷いのない人生は無いが、迷った時どうするかでその岐路がある。

  「迷った時は原点に返れ」というが、営々と築いたものを捨て、原点に返るということは簡単ではない。
  しかし、それを捨て去ることで得られるものは、心の落ち着きであるし新しい奮起でもある。

  今迄を追っていると迷いは晴れない。
  迷いを除く原点に返るとは、裸の自分になることだと思う。


 

「余裕」

  自動車のハンドルには「遊び」という余裕がある。
  これは衝撃が直接車の動きに加わらないよう、やわらげる為にある。

  無駄を排除するあまり、この余裕の遊びをも排除してしまうと、周囲に及ぼす影響は非常に酷しいものになる。

  政治にも、生活にも余裕がなくては酷しい緊張が続き安心が得られない。

  必要な余裕は無駄なものではないと知るべきではないだろうか。




「許されない」

  ある本から「目下の者を怒らせるな」とのフレーズを見た。

  「神の罰より主人の罰を恐れるべきだ、主人の罰より部下の罰を恐れるべきだ。
  神の罰は祈れば良い、主人へは謝罪することもできる。
  しかし、部下から怨みをかえば、祈っても、謝罪しても許されない。
  目下のものは大切に扱わなければならない。」とある。

  (声を出せない者の怨みは判らないし消えることがない。こころすべきではないだろうか!!)




「拍子」

  津本陽の著書「柳生兵庫助」のなかで宮本武蔵が弟子に説く言葉に
    「物事にはすべて拍子というものがある、拍子を大事にするのは歌舞音曲ばかりではなく、
    武芸のことごとく馬に乗り、鉄砲を撃つことまでに拍子がある。
    人の一生も同じこと、出世するとき、落ちぶれるとき、諸事思い通りになるとき、
    すべていすかの嘴と食い違うとき、商いにて金儲けするも、貧乏となるも、
    すべて拍子のあるものゆえ、繁盛に向かう拍子を捕らえ、落ちぶれてゆく拍子をはずす呼吸を学ばねばならない」
  とある。

  拍子のとらえどころであろうか。