社 長 雑 感 02


思考の視覚化、体系化ツール

 何かモノを考える時。
 例えば、計画を立てたり、問題の解決策を探したり、
挨拶の文章を考えたり、人を説得する方法を考える時など、
 同じことを何度も考えていたり、ある条件を考慮せずに考えていたりと、なかなか考えがまとまらないことがありませんか?

 有名な「思考ツール」を少しご紹介します。人生の役に立てて下さい。

 深く考える時、次のようなステップで考えていけば良いと思います。
  ステップ1:テーマ(考えること)を明確に決める。
  ステップ2:テーマに関係するデータを漏れなくそろえる。(事象、条件、障害、仲間、現状)
  ステップ3:データを加工する。(分割したり、統合したり、関係付けたり)
  ステップ4:思考過程を視覚化する。(マクロ思考とミクロ思考を相互に考える為)
  ステップ5:視覚化された思考プロセスを検討し、結論をだす。
 これらのステップは、常に順番にするのではなく、ステップ2〜ステップ4を順番を入替えたり、同時に行ったり、交互に行ったりします。
 思考ツールによって思考方法は変ってきます。
 以下の思考ルーツは概要を説明しますので、説明不足の点はご容赦下さい。


ブレーンストーミング
 ブレーンストーミングは、アレックス・F・オズボーンによって考案された会議方式で
 その問題に対して、複数の関係者が、テーマに関係するデータやアイディアを出し合うことによって相互に刺激しあい
 連鎖反応や発想の誘発を期待する技法です。

  @会議の進行役を決めます。
    進行役はその問題のアプローチの方向をいくつか決め、全てのアプローチによる意見が出るように参加者を導きます。
   (会議を活性化させるため)

  A書記役を決めます。
    この会議を始めると次から次へと意見やアイディアが出てきますので、それを書き留める書記を決めておきます。
    発言者の意図を確認しながら簡潔に記述する。

  B会議終了の時間を決めておく。

  C発言は次のことを守りながら自由に行う
    1)できるだけ多くのアイディアを出す(引っ込み思案は厳禁)
    2)他者の発言の批判はしない
    3)他者の発言をふまえたアイディア並びに現実不可能と思えるようなアイディアは大歓迎
    4)否定的な意見は控える(〜しない。〜出来ない)
    5)結論(判断)はしない。アイディアを抽出するだけにする

  D出てきたアイディアや意見は、分類し、皆が理解できるように記録を作成し、参加者に配布する(時間がかかっても良い)
   
 最初は意見が出にくいかもしれませんが、少し経験をすると多くのアイディアが集められます。

 出てきたアイディアを整理する方法として、KJ法やマインドマップなどが使われます。


KJ法
 KJ法は、東京工業大学名誉教授の川喜田二郎氏が考案した手法で、データをまとめる為の思考ツールです。
 日常の中で多くのデータを集めた後、あるいは前述のブレーンストーミングにより様々なアイディアが出た後の段階で、
 それらの雑多なデータやアイディアを統合し、新たな発想を生み出す手法です。

 KJ法の進め方

 @カード作成
   一つのデータ(アイディア)を1枚のカードに要約して記述する
   1枚のカードに複数書き込まず、1枚に1つのデータ(アイディア)のみ記述する

 Aグループ編成
   多くのカードの中から、似通ったものをいくつかのグループにまとめ、それぞれのグループに相応の見出しをつける。

 B図解化
   いくつかのグループとその要素(データ)を理解しやすいように図解化する。
   図解化には、時系列関係、相関関係、主従関係などを考慮し、配置を決め、お互いのグループの関係がわかる様に矢印等を記入する。

 C叙述化
   図解化したものを、第三者に分かるように、論文、報告書、レポート等に表す。



マインドマップ
 マインドマップは、トニー・ブザンが提唱した図解表現技法です。
 用紙の中心にテーマを置き、そのテーマからいくつもの関連した枝を出してキーワードを記入していきます。
 テーマから放射状にキーワードやイメージをつないでいくことで、発想を伸ばしていくものです。
 枝を並べたり、枝から小枝を伸ばしたりとキーワードから連想されるキーワードを次々と伸ばしていきます。
 枝は色を決めてグループが人目で理解できるように工夫され、また、絵やマークなどを随所に入れ込みながら作成していきますので、
 視認性が良くなります。
 マインドマップは、人間の脳の意味ネットワークと呼ばれる意味記憶の構造によく似ているので理解や記憶がしやすい特徴を持っています。  
 目標設定、論文構想、記憶術、思考整理、問題発見、問題解決などに大変有用な技法であると思います。
 本来は、A3ぐらいの用紙に色ペンを使いマインドマップを作っていきますが、コンピュータのソフト(有料&無料)もあり、
 気軽に利用することも出来るようになりました。
 
 フリーソフトのFree Mindで作成したマップを見てみましょう。



思考1

思考2

思考3

思考4 

テーマ

思考6 

思考6

思考7

思考8


マンダラ思考法
 マンダラ思考法は、アイデアを搾り出す方法です。
 マンダラは右図のように正方形が3x3の9マスの方陣です。
 図の見方は中心の1マスから放射状に8マスと考えるのです。
 中心のマスにテーマを記入し、そのテーマに関係する記述を8マスを埋めるように
 アイディア(サブテーマ)を搾り出します。

 最初の8マスが全部埋まったら9マスを一つのマスと考えて右図のように
 3x3のブロックが3x3のひと回り大きい方陣を考えてください。
 中心のマンダラで出たアイディアそれぞれを中心にした方陣

@

@

@

A

A

A

B

B

B

@

@

A

A

B

B

@

@

@

A

A

A

B

B

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C

C

C

D

D

D

C

C

D

D

C

C

C

D

D

D

E

E

E

F

F

F

G

G

G

E

E

F

F

G

G

E

E

E

F

F

F

G

G

G

が出来るので
 さらに深くアイディアを搾り出していくのです。

 9x9の方陣を完成させると、8つのテーマと64個のアイディアが出ています。
 
 一つのテーマについて重複を考えても50個ほどのアイディアが出ると思います。

 思考を深くしたい場合に活用してください。
 








 







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